2021年3月、自店過去最多の車検実績(150台)を記録したセルフ千歳SS。全社をあげてカーケア販売に取り組むアイックスの旗艦店として、圧倒的な収益力を誇っています。好調な数字の背景には、「ゴッドステーション計画」という今野マネージャーの攻めたプロジェクトがありました。
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車検を軸に圧倒的なカーケア収益をあげ、
アイックスの前輪を強力に回すSSをつくる。
その名も「ゴッドステーション」!

カーケアセルフSS部門
株式会社アイックス
AIX’セルフ千歳SS北海道千歳市

今野奨土マネージャー


目指すは、トータルカーケアSS。
車検をベースに販売体制を整える
新千歳空港と札幌市を結ぶ国道36号線沿いに位置するセルフ千歳SS。以前からレンタカー(保有台数は100台!)を中心に安定的なカーケア収益をあげています。さらなる収益向上を目指し、今野マネージャーが注力したのは車検。車検はもともと今野マネージャーが強いこだわりを持つ商品だといいます。
「車検は重要法定商品。車を持っている方は必ず2年に1回、車検を受けなければなりません。ここ千歳において、お客様に選んでもらえる店舗づくりが収益をあげるうえでてっとり早いのかと(笑)。それは冗談としても、車検をはじめ、鈑金、車販・オートフラットなど、トータルカーケアを任せてもらえるSSになっていかないと生き残りは厳しいのではないでしょうか」
アイックスが展開する自社車検は4コース。以前は エコノミー車検1つしかありませんでしたが、今野マネージャーの発案により、コース数が拡大しました。
「整備をしっかりやりたい、下回りの防錆をしたい、外装もきれいにしたいなど、車検に対するニーズは様々。コースが1つしかないのはつまらないということもありますが、お客様のニーズに応えるため、セー フティ車検、パーフェクト車検、そして基本料金7万円のゴッド車検の4つのコースを取り揃えています。これまでにゴッド車検は全社で250台。イイ感じで進んでいます」
商圏告知と店頭アプローチを徹底。
〝車検ができるSS〟のイメージをつくる
同店を利用するお客様の多くは、地元商圏にお住まいの40代〜60代。こうした客層をターゲットにした車検告知活動も徹底しています。
「今は楽天車検や自社のホームページなど、入庫経路は様々。リスティング広告やバナー広告に力を入れている企業さんはたくさんありますが、逆にチラシを使う会社は少なくなっている。当店の客層を考えると、そこに刺さるのはWeb広告ではないんですよね。地域情報誌を読んでいる方が多くいるので、そこにチラシを折り込んだり、定期的にポスティングしたり。それはもう徹底的にやっています。宣伝はある意味イメージづくり。すぐに結果が出なくても1年間は根強くやってみる。現在、割と早い段階で戻りがあり、台数につながっているので、さらに継続したいですね」
あとはもちろん、SS店頭での地道なお声がけも何より重要と、今野マネージャーは強調します。
「我々としては車検を一生懸命宣伝しているつもりですが、意外とSSに来店するお客様には知られていない。また、知ってはいても〝SSの車検って大丈夫?〟という方も多い。それを払拭するにはスタッフによる声かけしかありません。美馬店長をはじめスタッフ全員が車検獲得意識を共有しているので、声かけの徹底度合いはかなり高いですね」
毎日のプロセス管理と店長の目標達成意識。
収益を上げる秘訣はこの両立!
2020年度の月間カーケア収益は平均600万円、150台の車検を獲得した2021年3月は 1,200万円を記録しました。2021年度もその勢いは止まらず、4月以降、常に1,200万円の収益を確保し続けています。
「やはり数値管理が非常に重要。年間計画を具体的にどうするかというブレイクダウンがしっかりできているかどうか。月の目標が日割になり、時間ごとにな る。うちの会社もそうですけど、PDCAサイクルの〝PD〟で終わってしまうのが大半。そもそも行動しないのはアウトですが、行動してもチェックがなかったり、チェックし、分析してもそれが改善に活かされていないとか。計画に対する達成状況を追っていく徹底したプロセス管理。これが美馬店長の仕事ですね」
日割目標を達成させるために行われているのが、1日3回の進捗確認。12時・15時・17時、美馬店長が各商品の販売状況をスタッフ全員にインカムで連携し、目標までの不足分をSS全体で共有化していきます。
「例えば、今日1日で20万円の売上目標とすると、美馬店長がどの商品でいくらつくっていくかを朝の段階で全員に発信。その進捗を1日に何度も確認することで、〝あと何台、あといくら〟が明確になります。美馬店長がそのプロセス管理をとにかく繰り返しやり続けている。スタッフのモチベーションの高さもありますが、美馬店長のなんとしてでも目標をやりとげよう という執念が今の千歳SSの実績につながっているのは間違いないですね」
経費をかけ人員を増やし、売上を倍つくる!こんな時代だからこそあえて挑戦する
この春、今野マネージャーがプロジェクトリーダー となった「ゴッドステーション計画」が始動。千歳SSと、札幌市の新発寒SSにおいて展開されています。
「時代とは逆行するんですが、コストをかけ人員も投下して、かけた経費に対して倍の売上を稼ぐというコンセプトです。5、6名体制だった人員を倍にし、なおかつ社内のエース級を千歳に集結。販売ノウハウを知り、売上を確実につくることができる人材が、私のつくった仕組みに乗って活動してくれています」 気になるのは「ゴッド」のネーミング。果たしてその意味するところとはいったい。
「神のゴッドです。ゴッド車検があるならゴッドステーションがあってもいいのかなと(笑)。ゴッドステーションの目指す姿は、優秀なスタッフが多く揃っていて、お客様にとって最良のサービスをきちんとした形で提供できるSS。でも、ゴッドステーションと聞いてなんか面白そうだなと思いませんか。普通にやっても面白くないので、楽しいことや新しいことをどんどんやっていきたいし、結果が出なければ結果が出るまでやればいい。今、SS業界はかなり消極的になっていると思いますが、そんな時だからこそあえて攻めていく。SSが淘汰されていく中で、少しでもシェアを拡大して生き残る拠点になる。千歳や新発寒がゴッドステーションとして大きな売上をあげ、強力な前輪として会社を引っ張っていきたいと考えています」
